欠陥住宅をつくらない住宅設計者の会

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西尾 貞臣
西尾 貞臣
Team ZOO(株)アトリエ修羅
〒485-0802愛知県小牧市大草中166
TEL:0568-79-2000
FAX:0568-79-8980
E-mail:shyura_nishio@me.com
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プロフィール:
1950年 愛知県生まれ
1975年 早稲田大学理工学部建築学科
1975年 象設計集団入所
1982年 アトリエ熊共同設立
1983年 アトリヱ修羅設立
2003年 小牧市市会議員

日本建築学会会員(東海支部)、日本建築家協会会員(東海支部)、愛知県建築士会会員(小牧支部)、1992年より名古屋造形大学非常勤講師、NPO法人住まいのホームドクター/設計者の会会員シュラップ(1984年)、Tsu邸(2000年)、Ito邸、Oki邸(2001年)、松風苑(2002年)、Oza邸、Tam邸(2003年)、Nis邸(2004年)

欠陥住宅に対しての考え方

住宅を入手する側の選定判断の問題が出発点にあり、ハウスメーカー、施工者、そして設計者の専門家としての使命や道徳の問題があり、ここから欠陥住宅が生み出されると考えます。悪貨ならぬ悪宅を駆逐するには、よい住宅を少しでも多く誕生させ続けることと思います。

住まいに対する考え方

構想・計画段階から、打合せ・設計・予算調整段階・工事段階、そして住み生活している段階、一連の流れの中で利用者や生活者のソフトからハードに渡っての良き専門サイドのパートナーとなればと思っています。ここには信頼関係が不可欠です。場所や素材や空間構成を一緒に考え、感じ、思いを伝え合い共有するなかで、信頼がより確かになっていき、ひいては生き方、哲学を認めあうようになってきます。こうした共有体験を経て生まれる建築を一つ一つ実現していくこと。

これが、なくした深く美しい町並みや景観を取り戻してくれると期待しつつ。

古い宅地開発地の中に建つ家

設計1年6ヶ月+施工8ヶ月=2年2ヶ月で竣工した家。

昭和50年代に水田を市街化し住宅が建ち、時を経た後の町並みの一角~三方が隣家に面し、南面は道路に面する~に建つ、若夫婦が老夫婦を迎え入れる二世帯住居。大人4人のための家、4人個々それぞれの生活とともに、家族としての生活を、家の中央に階段~動線を設け、核とする空間構成で、1階に老夫婦、2階に若夫婦。前面の引き、両サイドのセットバック、開口の配慮など、周囲に配慮するとともに、町並みに対して優しく刺激し、やがて調和に至ることを担い存在する家。木造在来工法、自然素材、無垢材の構造や仕上げのオーソドックスではあるが、練り込んだ造りの家と思っています。